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2009年1月17日土曜日

工具ネタ ベルツァーとバーコの話


前回ベルツァーの工具を紹介しましたが、このメーカーは思い入れもあり、続いて紹介します。私のこのメーカーの思い入れとは、当時(二十数年前、国産工具はKTCしか簡単に購入する事が出来ず、買っては壊れ、また同じ物を買い直すと言う事を繰り返していました。ある時工具専門店で見かけたベルツァー社の工具セットがどうしても欲しくなり、清水の舞台から飛び降りる覚悟、、、、くらい高かったのですが、何とか購入することが出来ました。初めての舶来工具は私の期待通り、いや、期待以上の物でした。特にロングコンビネーションレンチはKTCの2倍程長さがあり、壊れず丈夫で手放す事が出来なくなる位のお気に入りでした。値段は数倍はするのですが、なんと言っても丈夫で壊れにくい。この時私は、日本の工具は欧米に30年は遅れていると思い、その後高価ながらコツコツと輸入工具をそろえるきっかけに成ったのです。画像はベルツァーの NO.11 ロングコンビネーションレンチですが、後から追加した17ミリと18ミリだけが同じ形状・シリーズなのですが、ロゴがバーコに成っています。これはベルツァー社が買収された経緯を説明しなければいけません。旧西ドイツの老舗工具メーカーだったベルツァー社はやがてスウェーデンのサンドビック社に買収されました。その後親会社のサンドビッグ社がアメリカのスナップオン社に買収されました。2度に渡る会社オーナーの変更の過程で、同じシリーズでもロゴが何度か変わりました。本家本元のベルツァーロゴ~サンドビックベルツァーロゴ~バーコロゴと私の知ってる限りでも2回変わっています。また生産国もドイツ本国から南米アルゼンチンに変更に成っている商品が多いと聞いています。スナップオン社が親会社に変わって数年後に、ベルツァーブランドは全てバーコブランドに変えていく方針だったらしく、ベルツァーの今までの定番ラインナップは少しずつバーコブランドに変わっていきました。その課程で工具を補充した私の場合、同じベルツァー社の工具を工具商に発注しても、同じ商品番号ながら時として違うロゴの工具が納品されました。画像下の1/2ソケットレンチの駒も18ミリと17ミリ(画像右側)ではロゴが違っていますね。つい最近まではTOOL-KSと言うスナップオン社の子会社?のH.P.で割引価格で簡単に購入できたのですが、TOOL-KS社そのものが会社精算で無くなってしまい、今後の補充をどうするか悩むところです。近所の工具商はバーコの製品が豊富なので、今度行った時に店長に相談してみようと思っています。

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